私の主張
外来魚問題についてのご意見です。
2005年4月30日 0:27
正気の沙汰とは思えない環境省の迷走について
〜省令「特定外来種の飼養等の取り扱い細目」のパブリックコメントに際して言って
おきたいこと〜
4月22日の午前中の閣議で特定外来法で規制される37種の生物が決定し6月1日から施行されることになった。同じ日、閣議決定を受けて4回目のパブリックコメントが実施された。
3回目は「法律施行規則」について(3/18〜4/7実施)だったが、今回の4回目は「飼養等の取り扱い細目」について(4/22〜5/12実施)である。
このばたばたと畳みかけるように行なわれた2回の具体的な規則づくりにおいて、生物学者と言うにも嘆かわしい人たちが考えた、信じられない規則が作られているということをまず報告しておきたい。
環境省の問題は、釣り人の皆さんには、希望が裏切られる形になり、気分的に嫌気がさしているとは思うが、今一度、事実だけは見ておいていただきたいと思う。
何がそんなに信じられない規則なのか? 一般の方にはすぐには理解できないところがとてもずるくて、「特定外来生物になってしまったんだからしょうがないわな…」
と思わせてしまう怖さがある。しかし、よく読んでみれば、今回発表された「飼養等の取扱い細目」は、魚類に関して言えば、非常に現実とかけ離れている規定であり、意味のないことや不可能なことばかりなのである。
例えば{パブコメ資料2-2}「現にオオクチバスに関わる第5種共同漁業権が設定されている内水面の取扱いについて」では、省令第9条第1項・特定飼養等施設として、<第5種共同漁業権が設定された湖であって、当該湖以外の水系と接続する水路(流出水路に限る)との接続部に、飼養等をする特定外来生物が容易に逸出できない構造の網が三重に施してあること。ただし、当該水路又は当該湖と当該水路の接続部に網に代わる十分な逸脱防止装置が講じられている場合は、この限りではない。>とされているが、何重の網でもかまわないが、網をすれば他の魚も移動できなくなるということを忘れているのではないのか? 川やバックウォーター付近で産卵する魚がいる場合にはどうするのか? それよりも、網を張っても小さな魚はくぐり抜けてしまうから、逸脱できない構造の網とは“ありえない”のである。また、もっとおかしなことは、その湖の水系の上にも下にもオオクチバスやブルーギルが生息しているという状況が現在普通にあるわけで、それを区切ったところで“何も意味がない”のである。
どの魚が逸脱したのか? まったく分かるはずがない。つまり、できないことを条文にしているのであるから、これは規則として法的に無効であるといわざるを得ない。
(パブリックコメントの募集要項には修正点を明確に指示してほしいと書かれているが、できないことは「すべて削除」としか言いようがないと考える。)
次に、同じ資料の省令第9条第2項・許可条件として、<飼養等の許可の有効期間を三年間とする(第5種漁業権が設定されている間に限る)>とされているのだが、漁業法で漁業権魚種として内水面漁場管理委員会で認められたということは、その魚種が有効に利用されることを前提としているわけであり、さらにそれにかぶせる規定を作ることは好ましくない。例えば、漁業法で認められるのに外来生物法で認められないという事態が起こることは不自然であり、その魚種が逸脱しないように飼わなければいけないということであれば、その規定を漁業調整規則のなかに取り入れるべきである。なぜならば、漁業法で認められていても、外来生物法で認められないとする時、一体その魚種の取扱いはどうするのか? 全部殺すのか? どうやって捕獲するのか?
漁業権をはく奪するのか? 漁業権のはく奪はこの法律ではできないのだから、この規定自体が、実は“無意味”なのである。
同じく省令第9条第2項・取扱方法のところには、許可を受けている水面であることを標識として上げなければいけない、標識の掲出状況を30日以内に主務大臣に報告する、持ち出しを防ぐ監視体制を整備し、監視状況を台帳に記載して3年間保存する、洪水など不測の事態で逸脱したときの回収体制整備やその報告の仕方などを規定している。それがもし「猛獣」であるならそのような規定も必要だと思うのだが、魚類、しかもそこら中にいるオオクチバスという魚であるということが、とても現実に合っているとは思えない。かりに洪水で逃げたらしいとされても、元々いた魚なのかも知れないから、判定できないのである。
取扱い方法で一番重要なのは「持ち出しの禁止」だと思われるが、これについてきちんとした規定を作ればよいのであって、飼養許可の標識を掲げる必要性は国民からすればまったくない。持ち出し禁止の標識やその体制をつくることこそ必要なのだと思う。
いずれにしても、魚を猛獣のように扱うことが不自然である。これは他の魚類と共存している例を一切取り上げなかった環境省および農水省の判断ミスだろう。いずれ水産業の未来にとって重荷になると考えられる。(パブリックコメントへの意見としては「取扱い方法については、逸脱・持ち出しを防止できる体制を整備し主務大臣の承認を得ることとする」ではどうかと考える)
他にも魚類に鳥類やほ乳類などの特定外来生物と同じような飼養細目を当てはめることでおかしなことになっている例がある。
{パブコメ資料1-9}「オオクチバス、コクチバス、ブルーギルについて」では、「指定の際、現に飼養等している個体を愛がんまたは観賞のために飼養等する場合」と「生業の維持の場合(省令第9条の適用を受ける場合を除く)」「学術研究、展示、教育、その他上記以外の目的(省令第9条の適用を受ける場合を除く)」いう目的項目があり、省令第5条第2号、省令第7条第1号及び第2号許可条件関係、省令第8条第2号、省令第8条第4号などが記載されているのだが、かいつまんで言うと、個人が観賞魚で飼う場合も、業者が飼う場合も、学術で飼う場合も、「飼養施設」の規定があり、水槽や人工池、養殖池、移動式施設において外部と完全に隔離されたような物にしなさい、卵も逸出できないようにしなさいということとなどが決められている。「飼養許可の有効期間」は3年間「飼養数量の増減の届け出」についての規定。「識別措置」についての規定。逸脱しないような「取扱い方法」などが規定されているのである。
つまり目的が決まっていてそれなりの管理と報告をすれば、学校や水族館、自宅でも飼育してもよいことになっており、管理釣り場を作ったり、そこで養殖することもできる。
この条文を読む限りべつに理屈に合わないことはないように思えるのだが、本当にこれらの魚種がこのような危険物質のような取扱いを必要とするのかどうかが、実際はおかしなところなのである。
なぜなら、では、ピラニアは? ナイルパーチは? ガーは? パイクは? ピーコックバスは? といったこれから侵入するかも知れない外来種については一切規定がないからだ。もちろんそういう魚類を一般湖沼に放流をしてよいわけではないのだが、個人の池や水槽なら、バスなどのように申請する必要なく、自由に飼ったり養殖したりできるのだ。
他の観賞魚に対する規制をしないで、このような大衆魚に対して規制するというところがとても不自然なのである。魚類以外の生物ではこのようなアンバランスな選定は行なわれていないが、魚類だけがこのようなことになっている。つまり“選定の段階で大きな間違いを起こしてしまった”と言えるのではないか。
ここまでバランスがわるくなってしまっているのなら、いっそうのこと外来魚種全部を指定してしまったほうがよいのではないかとさえ思う。ついでに国内移入種も規制するというのならその考えもわからないことはないのだが。
いずれにしても4月22日の閣議で、37種の特定外来種と法律施行規則が決定し、それに付随する省令も、いくらパブリックコメントを送ったところで、のらりくらりと対処されて、原案通り通ってしまうのだと考えられる。
しかし、私たち市民はどのようなときでも、自分たちの主張だけは言い続けなければならない。私たちが黙った時、それは、私たちが一部の学者や環境省の言い分を認めたとされてしまうからだ。
日本の国の将来を考える力のない害人は、即、駆除すべき!と結んでおきたい。
<萱間 修(スポーツ&フィッシングニュース編集長)>
≪コメント≫
外来生物法の閣議決定と細目のパブリックコメントについて、(社)全日本釣り団体協議会では、現在役員会等で協議を続けています。
そこで私見として考え方のあらましを紹介しておきます。
バス、ブルーギルなど特定指定された魚類が、在来生物の生態系に影響をもたらす存在であることは、釣り人の間で、早くから指摘され、対応策についての話し合いもしばしば行われてきました。しかし、爆発的なバスブームの中にあって、具体的な動きを示すことが出来ませんでした。
この点、我が国の水生生物をはじめとする自然環境に、深く詫びねばならないと、機会あるごとに発言してきています。ただ、残念なことに、それを実行に移すに至っていなかったのも事実です。
今回の外来生物法問題は、そうした風潮を打ち破り、法に定められている「輸入の禁止」「移動の禁止」「譲渡の禁止」「防除の実行」等の法の基本方針については、反対すべき理由はないとしてきています。
それでは、なぜ、指定に際し直ちに賛成できなかったかということになるのですが、現在、バス、ブルーギルは全国の多くの止水域で生息、繁殖しており、これを釣ることを生き甲斐とし、これによって生活を支えている人々が多数にのぼること。
この人々に、 外来魚が、さまざまなかたちで、在来魚をはじめ、さまざまな水生生物に影響を及ぼしていることを認識してもらうために、時間がかかる。その認識なくして法を作れば、把握できないところで混乱が発生する可能性が高い。
既に、有効利用している公共水面がかなりな数にのぼり、この調整にも時間が必要。
現段階では完全排除が困難であること。
などの理由がありました。
過去の 外来魚急増の時期からくらべ、いまでは、生息数は、かなり下向きになっていると思われます。外来生物法をきっかけに多数の釣り人が少しずつではあっても、現状認識を持つに至ったことについては、重要な機会であったと認識しています。
(社)全日本釣り団体協議会の公式的なスタンスとしては、平成13年の理事会で決定しているように、「生息地の減少」「生息数の減少」のため棲み分け(封じ込め)を提唱してきました。しかし今回の外来生物法では「前記の輸入禁止」以下の項目の規定はあっても、現在バス、ギルが生息している多数の場所で「釣ること」については一切の制限がありません。
しかし、釣り人の取るべき姿勢は「今後入ってくる可能性がある 外来魚」を含めた「釣り人が持つべきモラルの確立」と「すでに生息している場所」での秩序の確立」なのです。
だからこそ、防除の方法について、研究者のみなさんの忌憚のないご意見と、議論が必要だったわけです。
いまからでも遅くはない、実際に管理にあたる地元漁協の人たちと、釣り人が、研究者のみなさんのご意見を聞きながら、「自主的な秩序づくり」に進み始めることこそ、実行しなければならない急務であると考えています。
バスを認めるとか、認めないとかの次元ではなく、なんとしても、これ以上、生息場所を拡大してはならない。そして、可能な限り速やかに生息しない場所を増やす努力を重ねること。そのプロセスのワンステップとして、有効利用もあり得ると思います。
具体的な各地各様の方法はそれぞれが話し合うとしても、それならば「考えることの出来る釣り人」すべてに、一切の利害損得を抜きにして、賛同していただけると思います。釣り人である限り、本来、この国の自然環境に深い愛着を持っているはずですし、この機会に自浄能力を発揮することができなければ、釣りという「まっとうであるべき遊び」は消滅への道をたどるより仕方ないわけです。
自浄能力を発揮しはじめることで、漁協のみなさんや、こころある研究者のみなさんにも、且つ、社会全体にも理解していただけるのではないかと思っています。
上記のかやま氏のご意見も、そうした、考え方の下敷きがあってのことと判断して掲載しました。 < 來田 仁成 >
2005年4月21日 22:19
外来魚を対象とした釣りおよび遊漁全体の未来のために、あえて苦言を呈することをお許しください。
釣りという「遊び」は「遊び」であっても、社会性を欠いて成立するものでは無いというのが、私の考えです。バス釣りもその範疇であり、侵略的外来種を対象とした釣りであるが故に従来の釣りより、さらに積極的に社会及び環境への理解や保全を図る必要があったが、出来ていないというのが現状でしょう。
そこで、日釣振はじめ業界には総論として、以下のことを提案したいと思います。
1) 環境保護・保全活動への積極的参加
2) 外来魚に関する情報の収集・公開
3) 環境知識の普及・教育
4) 利益の還元・地域との交流
1)については、これまでも環境美化等やってきたという反論もあるかもしれません。メーカーや団体によっては、独自に非営利団体を立ち上げて、取り組む「姿勢」を見せようとしているところもありますが、結局、ゴミ拾いしか出来ていなかったり、単なるペーパーカンパニーになっていたりしています。これらは業界側の対策としては不十分です。環境美化は今後も積極的に推進していくべきですが、しかし、ゴミ拾いだけなら業界でなくても出来ます。
そこで、釣り場の環境保護・保全を中心として外来魚の影響調査や防除など、より専門的な環境NGO等各関係機関と協力し、資金・物資・人材の提供や交流を図る。こうして、より積極的に環境保護・保全活動へ参加することにより、業界内での環境意識の向上及び社会貢献を行い、知識・ノウハウ等の蓄積とともに、環境保護・保全活動を通じ遊漁の社会的認知度の向上を図る。
2)については、ブラックバス類はじめ外来魚に関する国内外の論文・記事・書籍・日々のニュース等の関連資料を産官学の各関係機関と協力して収集し、データベースを構築する(今時、「データが無い」というのは「努力していません」と同義です)。また、何時でも誰でも閲覧できるようWeb上で公開する。これにより、業界及び一般遊漁者への知識の普及に役立て、正確な環境知識を収集・公開しておくことで、社会貢献を目指す。また、国内移入種についても、同様に収集・公開しておくのが将来の遊漁全体の発展に望ましい。
3)については、プロをはじめ著名な業界のリーダー的人材に1)での環境保全活動への参加を義務付け、2)に基づく正確な環境知識の取得のための教育を1)での関係各機関との協力の下で行い、正確な知識と広い社会的視野を持ち、遊漁における社会貢献として模範を示せるようにする。また、これに伴い一般遊漁者にも、全釣り協はじめ各関係機関と協力して、より積極的に環境保全活動への参加と環境知識の普及教育プログラムを展開する。
4)については、釣りは公共の水面を使用するという性格上地元の理解が欠かせません。今後もプロトーナメント等を開くのであれば、書類上の手続きのみで開催を決定するのではなく、地元への利益の確実な還元を目指し具体的な制度を構築する。歓迎される形での開催となるよう人的交流を図る(関係無い人から見れば「休日の朝から、茶髪のサングラスかけた兄ちゃんが一杯集まって、渋滞するしボートもウザイ。水も汚れて、後に残るのはゴミだけ」としか思えません)。また、プロトーナメント以外でも、遊漁への理解が得られるよう全釣り協や非営利団体もしくは漁協等とも協力し、一般遊漁者と地元の協力関係の構築に役立つ制度作りや活動を行う。
とりあえず、私の総論としての提案はこんなところです。各提案は、今までも問題視されていた部分ですので、別に目新しくは無いでしょう。また、追加や修正もしなければならないでしょうが、正直、現在の業界の姿勢では難しいように思えます。尚、より具体的な各論は各々全釣り協を通じて意見を寄せ合えばいいでしょう。
プロ組織については各自各様に論もあるでしょう。個人的には、現状維持なら無くても良いと思いますが、存続するには前提条件として、環境保護・保全等の社会的貢献において組織力および一般への影響力を有効に機能させ、遊漁全体の社会的認知度の向上へつながる場合のみ存続するのが良いと考えます。ただし、規模の縮小は避けられないとも考えます。
つまらない意地を張って恨み節を唸っても、現状は改善されません。全釣り協様には未来のために出来ることを頑張っていただき、各々が未来のために出来ることを考えていくことを期待します。
<CHAOS-DIVER様>
2005年4月21日 21:18
全釣り協さま
外来魚問題に対しての私の主張です。
在来種保護の観点から「特定外来生物被害防止法」の制定がなされるわけですが、本気で「在来種の保護」を考えているのならば全ての環境を含む「生態系の保護」という観点から法律を制定するのが先進国家において重要な点だと考えます。
「都市開発」という名目の「自然環境破壊を防止・抑制」するという法律を制定すべきであって「合法的に生物を殺す」法律を制定するというある意味で本末転倒な法律を制定するという事に理解できません。
絶滅危惧種が現状のような状況になった原因の根底は人間による自然破壊であってブラックバス等の外来生物ではなく、仮に特定外来生物被害防止法が制定されても自然環境が少しでも回復しない限り絶滅へのスピードはさほど変わらないように思います。
自然や生命体を管理調整しようとして、こういう事態になっているのに、まだ生命を管理しようとしている。人間は自然に対して支払わなければならない対価(自然破壊への償い)があり今後それを清算していかねばならないのではないでしょうか?
本気で絶滅危惧種を助けようという気があるならば人間が管理する偽自然ではなく、自然が自ら持つ治癒力だけで復元していける本当の自然環境作りが最重要項目だと考えます。
「都市開発・河川整備事業」により岸際の浅瀬の産卵場所・餌場そして生息できる環境を奪われた絶滅危惧種や在来種が再び生育・繁殖できる環境に戻し、それを半永久的に維持できる環境を整備すべきであると思います。
<兵庫県 kingfishertoyo様>
2005年4月19日 18:15
環境ファッショの時代?全釣り協様の公式ホームページを拝見し、日ごろから良識ある釣り人の意見の集成と、諸官庁への働きかけに、多大のご努力をいただき、敬意を表する次第です。
いま発生している外来生物に対する、全釣り協様のスタンスについても、全面的に賛成というか、ほかに具体的に有効な方法は存在しないと感じております。
全釣り協様が情報を入手されておられ、承知の上で、閣議決定の終了まで、黙殺されているかどうかは、HP上では判断できませんが、わたしが聞き及ぶところでは、環境省が主導して、生物多様性原理主義といわれる一部の学者のかたのみで、オオクチバス防除のための方法と称して、事実上のバス釣り禁止策や、ニジマス、ブラウンなどあと10種類は 外来魚を指定するべきだ、現在漁業権を設定されている4湖についても、速やかに増殖飼育の停止など防除の方向を定めるなどという議論が、真剣に行われているそうです。
全釣り協様は、バスが生息し、それを愛好する釣り人がおり、しかも直ちにバスを根絶する方法がない現状から、何年も前から棲み分け(封じ込め)の提案をしてこられました。昨年以来の外来生物法問題のなかでも、その姿勢を崩すことなく、一貫して主張しておられる確信に満ちた姿勢を心強く思ってきました。
環境省や生物多様性原理主義の人々が、いま手を染めようと計画していることは、バスを根絶するためには、バス釣りを根絶するのが先決だということに他ならないことだろうと考えるほかありません。その上にニジマス、ブラウンが続き、その理論を進めれば、最終的にはコイ、ヘラブナまで元は外来魚だとエスカレートして行くほかありません。生物多様性を重要視し、それを貫く以上、魚食魚であろうがなかろうが、そこまでいかないと、ブラックバスが憎いという感情のごまかしになってしまいます。
アユ釣りは既に冷水病と、カワウ被害で滅びようとしています。ヤマメ類は混雑種に成り果て、在来魚とも言えない状態です。そして、事実上、被害金額も算定できないわずかな漁業被害を言い立てて、漁協への外来魚撲滅助成金の利権だけが多様性に便乗して生き残ろうとしていると、 漁協の実態を見てきた釣り人には思えてきます。
日本の内水面漁業と釣りがなくなり、だれも川や池に近ずかなくなるのが、研究者の描く理想の自然環境の姿かもしれません。現実はそんな甘くないことは、まっとうな社会人ならだれも知っていることでしょう。
釣り人の大多数は、いつも水辺の生き物と接触しているだけに、水辺環境の推移について改善することが必要だと思っています。湖の生態系を守るという美名の陰にちらつく研究者の気持ちにも同感です。
一方で、バス産業を守りたいというバス産業の人々の主張にも、手法の稚拙な部分を含めて理解できます。
環境省や研究者の皆さんのいまのやりかたを見る限り、生物多様性を振りかざしたファシズムの嵐がやってきたと痛感しています。
広大な国土でバッファローや郵便鳩を絶滅させたアメリカの反省の姿勢を押し付けられた日本でも、日本なりの知恵で現実を見ながら折り合いをつけるのが、過去の歴史にも適合する措置ではないでしょうか。
多様性にしがみ付くしか生き残る方法がなかった一部の学者達が調子に乗って、わが世に春と叫ぶのを唯々諾々と実行する環境省は学者だけのもので、国民のほうに向いていないのではないかと不信が募るばかりです。
国民が無知蒙昧だから、法律でしばって定めた通りに従わせるべきだとする法家主義が、環境省や研究者の根底にある思想だとしか思えません。
それとも、国土交通省が港から釣り人を追い出し、環境省が内水面から釣り人を絶滅させるという、釣り人無用論が国策なのでしょうか。
全釣り協様 政府が本当に目指すところを、調べ上げて、釣り人に真相をお知らせ下さい。
釣りが、国策によってなしくずしに絶滅されるのなら、闘う方法はいくらでもあります。たとえば、釣り人皆が力を合わせて、まず環境省という存在が過去に果たすことが可能だった役割の内で、中途半端だったものを数え上げ、完成するのを見届けるまで、環境大臣をはじめ、環境官僚がガソリン車に乗っている姿や、化学繊維衣料を身につけている姿をみつけてはブーイングをくりかえすとか…。
紳士道をもって理想とする釣り人ですが、一部に行儀を知らない人がいるらしいからといって、釣り人全体に手袋を投げつけるのなら、それに向かって正面から非を鳴らす覚悟を持っていただくことをお願いします。広く国民の同意を得て方向を定めるよう要求し、その上で、最近釣りが反社会的行為だととらわれがちな、社会に受け入れられるような説得と具体的な方法の提示と指導を続けて頂くようお願いします。
環境省のパブリックコメントに対する評価にしても同じことが言えます。回答数ではなくて質の問題という言い訳は、ともかく9万人の人が意思表示した、現実に対するごまかしです。
そんな言い訳は、パブリックコメント制度そのものを否定していることにつながり、いまの行政や政治の上で、主権在民が空文に過ぎない証明になります。
釣り人が改めなければならないことは多すぎますが、いまのやりかたはそれ以上に、五十年続いた漁協ファッショから、目先を変えた環境ファッショのサンプルに見えます。
全釣り協様に、頑張って闘っていただきたいと投稿させていただきました。
<兵庫県 Sotomura様>
2005年4月9日 20:32
私は、一般的バス釣りファンですが、昨今の状況を非常に心配いたしております。
しかしながら、どこからも今後のバス釣りについての未来図のようなものが聞こえてきません。
私としましては、「特定外来生物による生態系に係る被害の防止に関する法律」施行後もバス釣りを続けるために、「釣り人による何らかの提案」を社会に対し発信する事が必要と考えています。
そうした事から、オオクチバス・コクチバスの法律施行後の管理方法の案を提示いたします。ご一読くださいますようお願いいたします。
提案 「総合レジャー施設としての、大規模バス管理釣り場を設定。」
@目的
「生物多様性の保全」ならびに「在来魚種の保護・増殖」と「オオクチバス、コクチバスの有効利用」を同時に可能にし、さらに周辺の地域経済・まちおこし・むらおこしに貢献する。
A具体的な管理釣り場の選定方法
例えば(自分の場合、中部地方以西については、知識がないため)、私の住む、東海地方以北では、桧原湖・野尻湖・白樺湖・神流湖・霞ヶ浦・利根川水系の一部・亀山湖・笹川湖・印旛水系・牛久沼・高滝湖・河口湖・山中湖・西湖・相模湖・津久井湖・芦ノ湖などのいわゆる“メジャーフィールド”の内、既に、地域との合意が形成されている、もしくは、合意が、近い将来に可能な地域。
および、既にバスの生息が確認され、地域から請願書・嘆願書などによる要望が出ている釣り場、または、既存の管理釣り場で、且つ、絶滅を危惧される魚種が、極めて少ない湖を選定する。この場合の地域とは、都道府県の単位ではなく、その水域を保有する「市町村」という細分化された単位で考える。ただし、この内、漁協が管理し駆除を要望する、複数地域にまたがる河川については、駆除事業を並行する。
選定に当たっては、水域を保有する市町村・水域の経済的利用で収益を得る各団体などから希望を募り、生態系・環境保護の立場の学識経験者から意見を聞く。
上記に当てはまらない地域の水域については、市町村ごとに「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に従い、具体的な防除方法を模索する事とする。
B予測される反対理由
<オオクチバス・コクチバスを容認すれば、>
●希少種(絶滅危惧種)の減少が起こる。
●食害による在来種の減少が起こる。
●漁協の収益が減少する。
●生物多様性の保全が、危ぶまれる。
●管理体制の不備による特定外来魚の拡散が、懸念される。
●釣り人が来なければ、絵に描いた餅ではないか?
C考えられる対策と予測される効果
●希少種(絶滅危惧種)の減少・食害による在来種の増殖(非漁獲対象魚)
【全国のバス釣り場を限定(管理釣り場化)】
釣り人を限られた水域に集中させる事によってオオクチバス・コクチバスの生息に対する圧力が、極めて高くなり、オオクチバス・コクチバスは、減少し、食害による希少種(絶滅危惧種)・在来種の減少を抑えられる。
その水域に釣り人を集中させる事を前提にするためキャッチアンドリリースは容認する。たくさんの釣り人が集中して訪れる事により、『在来魚の増殖・湖岸の環境改善(過度の護岸整備の見直し、湖岸の保護・修正、水生植物の再生など)・監視員の導入・バスの持ち出し禁止についての啓発活動』のための資金調達が可能になる。
年間を通し、アマチュアによるトーナメント等の釣り大会を定期的に開催し、かつ、オオクチバス・コクチバスの繁殖期に合わせて大会開催の頻度を増やす事によって、かなり高いレベルで繁殖を抑制する効果が期待できる。(私が、以前、頻繁に通っていた下久保ダム、通称、神流湖では、日本バスクラブの参加者150名程度の大会が、年間5回定期的に開催されるようになってから3年程でオオクチバスの生息数は激減した。「釣り人に対するバスの危険回避能力の向上による釣果の低下」もあるが、「釣り人の技術の進歩」を考慮すれば、大会結果報告から、その事は、はっきり判る。)
【水域利用ライセンス制度の導入】
対象を釣りだけでなく、レジャー用ボートやジェットスキー、ヨット、カヌー、ウェークボードなども含め、それぞれの水域を利用する為の地域ごとに第三セクターもしくは、NPO法人によるライセンス管理事務所を置き、ライセンスを発行し、それを資金源とし、在来魚の増殖・湖岸の環境改善(過度の護岸整備の見直し、湖岸の保護・修正、水生植物の再生など)・監視員の導入・バスの持ち出し禁止についての啓発活動に当てる。合わせて、ライセンス制度上でレジャー用・漁業用に使用される船外機の排気量を地域ごとに制限する。
【釣具税(目的税)の導入】
釣具に関しては、消費税と同率の目的税を新たに課して、それを各地域のライセンス管理事務所に案分する、同時に、興行収入を得るような活動、例えば、バスプロ団体が母体になって開催されるトーナメント、プロによるウェークボードなどの大会においては、全選手のエントリーフィーと同額(コンサートなどの入場税に近いものと考える)を開催地域のライセンス管理事務所に収める事とする。
●漁協の収入の確保
上記の対策により在来種の生息数は、確保されると思われるため、法改正し、漁獲対象魚のみの増殖のための費用としてバス釣りも含めた遊漁料の徴収を可能にし、漁協の収入を確保する。
●生物多様性の保全
上記の対策によりオオクチバス、コクチバスの生息数は、減少すると思われるため、現状維持または、再生の可能性が高くなる。合わせて、船外機の制限により水質の悪化を防ぐ事に貢献する。
●管理体制の不備による特定外来魚の拡散の懸念
ライセンス制度導入により、拡散要因(危惧される不法な持ち出し・放流)は、排除できる。
●釣り人が来なければ、絵に描いた餅ではないか?
バス釣り産業の状況から推測するに当面は、釣り人の動員は問題ないと思われる。
上記のライセンス制度を導入した上であれば、10年20年後のことを考えた場合、全国で画一的に強引に規制しなければ、需要と供給のバランスは保たれるため、個々の水域ごとに『在来魚の増殖・湖岸の環境改善(過度の護岸整備の見直し、湖岸の保護・修正、水生植物の再生など)・監視員の導入・バスの持ち出し禁止についての啓発活動』のための資金調達が可能になる。
釣り人の動員数と環境改善のバランスを見ながら、5年もしくは10年単位で見直しをしていけば、さほど大きな問題にはならない。最終的に利用する釣り人が、少なくなれば、駆除に反対する釣り人も自動的に減る事になる。
以上です。
< 匿名希望 >
2005年4月8日 15:53
今回の環境省 小池大臣の発言は非常に遺憾に思います。
仕事柄、各地を廻って人一倍水に浮いている事が多いので、自然の水辺の観察、水中の観察など様々な事を勉強してきました。
そして内水面を利用する人たちの「遊魚・内水面漁業」と言うスタンスも、今や一昔のようには行かないのが事実であり、内水面漁業→遊魚へと内水面事情が切り替わってきているのも事実だと思っております。
よって水辺には色んな方々の生業を持つ人たちが時代と共に、変化してきた事を伺えます。
それに鮎の冷水病であったりバス問題であったりで、内水面の漁場の管理と自然の管理をしていかなければ、今後更に内水面事情の混沌とした時代が訪れるのではないのでしょうか?
今、全国でバスを生業の一つとして営まれている方々は、恐らくどれほどいるか?想像できない位いるでしょう!!
それには各地方自治体の中に「バス釣りはしないけどバス釣りをする人たちが来てくれないと困る人達」が多くいると言う事です。
そんな地域の人たちが、立ち上がり、国に直接意見を申し出る事が出来る「意見書」が多く出始めました。
そんな地域の人たちを私は応援したいと思っています。
又この動きに関して、立ち上がった「ロコアングラーにも乾杯です」お国に本当の生の現場を知って頂きたく思います。
又それに従事する漁協様や各地の商工会・観光協会様や、今回の奈良県漁連様の意思表示に敬意を表したく思います。
また、水辺の変化は、どの湖も生きているわけであって、それを人間が意図的に保持する事や、改修することは必要最小限であってこそ、自然が残るのではないでしょうか、私が住む霞ヶ浦は瀕死の重症だと私は思っています。
又治水・利水・用水・揚水(送水管)によって、広く魚が拡散している事実が、お国は知っているはずです。
関東地区から周辺全て「利水」「治水」の水の移動が飛躍的に魚の移動を生み出している現実があります。
まず、霞ヶ浦の水は利根導水路または、下流部の閉門によって行き来が出来ます、又霞ヶ浦〜利根川は「利根導水路」出繋がっています。今度はこの水は今度「房総導水路」で、何と千葉県大喜多ダムまで利水されています。
また、霞ヶ浦の西側から「霞ヶ浦用水」として、筑波山中腹の「つくし湖」に揚水され高低差を利用して各地へ配水されていきます。
その他、「成田用水」「印旛沼開発用水」「千葉北道水路」「野田導水路」など様々で、多種多様にいきわたっております。
そしてそれから先のエリア農業用ため池に更に揚水され、魚が拡散していっております。各閉門、揚水ポンプ所は「魚類迷入スクリーン」なるもにが、備えられていますが、万全ではなく、拡散に歯止めが効かないのが現状でしょう。
因みにチャンネルキャットフイッシュは、牛久沼にも、2年前から増えだしています。(それも湖同士が繋がっていないのに)利根川は中流域「前橋あたりでチャンネルキャットフイッシュ」が見られるようになって来たとの情報も入っております。
こういった一連の導水・揚水・用水事業で今後多種にわたって、分布が広がるでしょう。今後BASSが防除されても、多種にわたって分布は広がるばかりか、ウィルス系の「コイヘルペスなども」広がっていくでしょう。視点を変えて適切な水辺から調査ヶ必要だと思います。
<Motoyama様>
2005年2月27日 16:09
高知県でルアー釣りを愉しんでおります、一釣り人です。
まず、このような意見交換・公覧の場をお貸し戴いたことにつきまして、全釣り協の皆様に感謝致します。
外来生物法も6月には実際に施行される運びとなりました。オオクチバス等、特定外来種と目される魚類4種もほぼ間違いなく確定事項となり、それに沿って粛々と『新たな水辺:内水面の秩序創り』の一歩が踏み出されるものであろうかと考えます。
特定外来種の選考につきましては、環境省・専門家・利用者代表を含む検討の積み重ね、及び数度のパブリック・コメント募集に伴う民意の確認等、民主主義の根幹を踏まえた協議システムに則った経過の末に出された結果であり、私個人としては特にブラックバスを含む魚類の特定外来種選定につきまして、ことさらに異を唱えるものではありません。
また万一特定外来種から外れた場合には、いままでの長年に渡る諸所関係者の無責任な行動言動の代償を、より厳しい経済的・精神的負担・・・社会的責任という形で一般のバスフィッシング愛好者が蒙らねばなりません。
より「うしろめたい釣り」へバス釣りが「深化」する。それだけは回避したいものであります。
実際に問題となるのは、いわゆるX-DAY、6月以降・外来生物法施行以後のお話になるかと思います。
各所で頻出の話題でありますが、外来生物法につきまして「釣りという行為(リリース含む)」を制限する文言は挙げられておりません。
単純に考えますと「釣り」を管轄するのは遊漁を司る水産庁であり、「釣り」について言及することが省庁間の要らぬ摩擦を生じかねぬ惧れもあるからかもしれませんし、まず以ってそれが国家というシステム運用の原理原則だといえるでしょう。
その点を鑑みて、6月以降に(みんな仲良く)『現場』の在り様について想定できる最も重要、かつシンプルなポイントについて述べてみます。
◎あくまでも【利用】より【管理】が優先される。
まず「管理」ありきの「利用」であることを、今一度現場レベルで認識する。
もはや法施行まで数ヶ月しか残されていない、これを最優先順位とすべきではないでしょうか。
アンダーグラウンドではなく、釣り人自らバス釣りを陽光の元へ曝け出す作業の第一歩がこれにあたると考えます。
生体移動も飼育も原則禁止ですが、逆説的には、環境省〜都道府県知事の認可があればこれも許可されます。その許可を得るためには、非常に高いレベルでの管理システムの構築及び提示が必要になるでしょう。
では、その高いハードルをクリアしようという意思を示せばよいことになります。
現状において、例えば「オオクチバスの管理釣り場」が運営されています。
現在そのままのシステムでは、法の指し示すところへはなかなか届かないかもしれませんが、バスを何処から搬入して消費していくのか等、トレーサビリティーの公示、顧客・魚の量データの一元処理など、既存の流通業のシステムの延長線上にて低コストで運用できる可能性を、十二分に秘めていると思われます。
このような事例では 千葉県 高滝湖が稼動しております。
《釣り場のIT武装》 高滝湖観光企業組合
http://www.coworco.fujitsu.com/wr/6/
最前Tujii氏によって提示された、早明浦ダムの取り組みも、このような公共水面の利用という視点で地域との摺り合わせ・地道な協力関係により為し得たものであるようです。
必ず6月には、全国各地・各釣り場において「管理のありよう」を今一度問われることになります。そこで泣いたり叫んだり、他者を恨んだりしても、現実はその想いを軽く一蹴してしまうでしょう。恨みが現実へ反映されてしまえば、これは無間地獄の始まり、地獄の一丁目へWelcomeであります。
そうならぬためにも、各地で自律した、地道な建設的話し合いが「釣り人以外」を交えてこれからゆっくりと進んでゆくことを切に願います。
<高知県 Hosokawa様>
2005年2月19日 18:05
全釣り協会様
前略
私は生態学を研究している老研究者ですが、ブラックバスに関しては中立的な意見の持ち主です。
密放流は規制しなければいけませんが、既存種の減少の原因には地球温暖化、水質悪化、 酸性雨なども原因として考えられ、釣り文化そのものまで否定するつもりはありません。
釣りを通しての人間の健全な精神の育成にも賛成です。
そこで私にはアイデアがあります。
漁業者と釣りファンを両立させるために、振興会としてブラックバス推進池を設定し、ブラックバスの養殖を提言してはどうでしょうか?
外来種法でも、養育は認められています。これなら、双方の利害を損なうことなく実践出来ます。
ブラックバスの養育は多少難しいようですが、積極的に養殖するのです。繁殖能力が高いので採算も合うはずです。
この方法を推進すれば、何も規制などしなくてもブラックバスは落ち着いていくことでしょう。
環境省も農水省も科学的な意見は採用しているようです。パブコメなどに送ってはどうですか?
漁業に方にも提言し和解という方向へ持っていかれませんか?新しい協定を作るのです。
1:ブラックバスの専用の養殖池や川を確保します。ここからは外部に逃げることが無いようにします。
2:餌のミミズ、コオロギ等も同時に養殖します。釣り人に協力求めます。
3:餌になる動物は家庭から出る茶殻、コンポストなど。ただし、残留農薬等に配慮します。
4: 2〜3cmになったブラックバスを移動し、ニジマス養殖、岩魚、鮭等の餌にします。
5:抗生物質を一切使わず、EM菌や漢方、薬草を混ぜた餌とミミズ等のみでブラックバスを養殖し、安全でおいしいニジマスや鮭等を育成します。
6:各県にブラックバス推進池、湖をいくつか指定し、釣りもリリースも自由どころかそこでは放流も堂々とおこなえるようにします。芦ノ湖、相模湖等。ここに残りのブラックバスを放流します。今以上にブラックバスが多くなります。
7:漁業被害の大きい池や湖からの駆除はやむを得ませんから、それには釣り振興会も協力し、釣り人から安価に買い取り、養殖池に戻します。
ブラックバス推進池は、漁協の方とも環境省、農水省とも協議が必要ですが、住み分けがきちんと出来るのでしたら、外来手法のリストから外れることでしょう。ブルーギル等も同様です。
<Hayama様>
2月1日 1:00
拝啓
社団法人全日本釣り団体協議会様
御協議会様の、「秩序形成」への提案募集に感謝いたいます。つきましては、すでに実現している事例の紹介と、これから目指すべき方向について、提案したいと思い、ここに記します。
まず、以下のサイトをご覧下さい。
「早明浦ダム湖面利用者協議会のお知らせ」
http://www.reihoku.jp/r-npo/sameuradam1.htm
「早明浦ダム湖面利用者協議会 information」(i-mode版)
http://www.reihoku.jp/r-npo/sameuralake.htm
(このサイトに詳しい情報があります)
***以下参考サイト***
「水資源機構」
http://www.water.go.jp/
「池田総合管理所 早明浦ダム 」
http://www.water.go.jp/yoshino/ikeda/sameura/same_index.htm
「さめうら湖協議会の発足について(平成17年1月28日)」
http://www.water.go.jp/yoshino/ikeda/sameura/same_kyougikai.htm
「さめうら湖利用計画(案)」(PDFファイル)
http://www.water.go.jp/yoshino/ikeda/sameura/same_keikaku.pdf
「れいほく.jp」
http://www.reihoku.jp/
「れいほくNPO」
http://www.reihoku.jp/r-npo/
***以上参考サイト***
水面利用とは、多くの人たちに与えられた権利であり、釣りは数ある利用形態のうちの一つです。上記に紹介した「早明浦ダム湖面利用者協議会」は、まさに、そのような数ある利用形態と、さらにには水資源を提供する施設としてのダムの機能を両立すべく設けられたものです。
注目すべきは、「早明浦ダム湖面利用者協議会」の事務、運営を、「れいほくNPO」が受託している点です。すでに地元で順調な活動を行なっている団体への業務委託は、コスト削減や、ノウハウの蓄積に必要な時間の短縮に効果が期待できます。
さらに、「れいほくNPO」には、かなり強力な行政のバックアップがあります。これはたいへん心強いものですが、その反面、行政の心変わりによって簡単に窮地に陥ってしまう危険性もあります。しかし、都市部や有名観光地でもない限り、このような団体が、行政から独立して活動してゆくことは困難です。行政との良好な関係を続けて行くことと、どれだけ地域住民の意識を高めることができるのかが、今後の発展に大きく影響するでしょう。 それには、観光客の数を揃えることよりも、より良質のレジャー環境を提供することによって、より良質な観光客を定着させることがポイントとなるでしょう。業種によって、大きな格差が生まれたり、地元でトラブルを起こすような観光客は、いくら数を揃えても、観光産業の衰退に結びつくでしょう。 また、周辺県への水資源提供を、どれだけうまく続けて行けるのかも、行政側の視点として、大きなポイントとなるでしょう。
この「早明浦ダム湖面利用者協議会」の活動と、その運営形態は、今後の水面利用のモデルケースになると考えます。
ここで、話は変わります、
1970年代には、たいへんな釣りブームがありました。それにともない、トラブルも続出し、それらに対応する形で、釣り人の運動も活発になりました。1977年5月には、水産庁に釣り人課を作るべく国会請願が行なわれます。国会議事堂までの釣竿デモには、国会議員や有名芸能人など数百人が参加しました。また、財団法人日本釣振興会では、「国民釣魚法(仮称)」の草案が作られます。一般紙(毎日新聞1977年5月27日)にも、社説欄と同じページの全面を使って「釣りも免許制にしたら」と銘打った記事が掲載されました。
しかし、当時に隆盛を極めた釣り人の運動は、その後、衰退します。その原因には、いろいろあるとは思いますが、やはり、「釣り行政」という形で制度化できなかったことが一番の原因であると、わたしは考えます。
兵庫県のNakayama様が提案されているように、米国には、D-J法という素晴らしい釣り行政の制度があります。現在の米国におけるスポーツフィッシングの隆盛は、まさに、このD-J法の成果と言えると思います。このD-J法については、以下の文書に詳しく紹介されています。
「アメリカ 釣り事情 視察団報告」1984年4月1日発行 財団法人 日本釣振興会
(訪米は、昭和57年6月6日〜18日にかけて実施されました)
上記文書より、以下はD-J法に関する記述の一部。
「D-J法、釣具物品税、ライセンス、「米釣振」の資金面」(P.26-28) 第3部会 高宮義諦、都留正義
「スポーツフィッシングの育成に対する連邦政府と州政府の25年に及ぶ協力」(P.149-182)
(副題:1950〜1975年 魚類保全計画に基づく連邦政府援助資金の援助の成果)
D-J法が制定されたのは1950年です。その当時、アメリカは好景気の極みにありました。アメリカのライセンス制は、釣りたい魚を釣りたいだけ放流するという、ちょうど今の日本における第5種漁業権制度ど同じ問題を抱えていました。 D-J法には、既存の放流事業などに、その費用をあてないことが明記されています。それよりも、環境の整備と保全に力を注ぎ、それよる釣魚の回復を目指したのです。だからこそ、「回復法」と呼ばれているのです。そして、その費用に、釣具に課税される10%の物品税があてられたのです。
釣り人の地位確保と、素晴らしい釣り環境を作ってゆくためには、先に紹介しました「早明浦ダム湖面利用者協議会」のような、地域ごとの取り組みと同時に、「釣り行政」の法制度化確立を視野に入れた運動が必要であると思います。
長々と書いてまいりましたが、ここに紹介したサイトと文書に、ぜひ目を通されることをお勧めします。そこには、釣り人だけでなく、わたしたち国民全てに必要となる道標の幾つかが記されています。
御協議会のますますのご発展を願って。
<大阪府 Tujii様>
1月31日 22:06
皆様、はじめまして。
高校ライフも後わずかな時間をすごしている,石川県に住む工業高校生のふじこと申します。
僕も、バス釣り大好きの学生です。
「バス釣りによってゲームっ子だった自分が釣りっ子になり、人生が更生された、と言ってもいいほどです。」です。1月29日のSAKAMOTOさんと同じ、芸能人についての意見になります。
芸能人の方のアピールによって、確かに流れは変わると思います。今は僕たちの意見を伝えることも大切ですが、
バス釣りをしていない人にも、このことを伝えなければなりませんよね。
そして、この方もバス釣りをしています。
俳優の松田 悟志さん。タレントの江口 洋介さん。コピーライターの糸井 重里さん。ナインティナインの岡村 隆史さん。ドランクドラゴンの鈴木 拓さん。
それと、もしこの法律が本気をしめしたら、人気番組”ダウンタウンのガキの使いあらへんで”の年に一度のバス釣りのコーナーはどうなるのでしょうか?まさか、なくなるのでは…?バス釣りファンならず、ガキの使いファンにも影響しますね…
<石川県 ふじこ様)
1月31日 2:05
建設的な提言に関して
中学のときにバス釣りを始めて、かれこれ20年になります。
当時からバス害魚論はありましたが、そのうちなんとかなるだろう、そんな気持ちを持ちながら釣りを続けてきました。
今回の大騒動を見て思ったのは、本当に自分を含めた「釣り人」というのは「信頼」がないのだなあ、ということでした。
環境相が指定の先送りについて「都合のいいように受け取られる」あるいは「これまで釣りを楽しんで来た人達が防除に協力してくれるとは思えない」と
発言したことが何よりの証明ではないでしょうか。
信頼を得て行く為にはどのようにしたら良いでしょうか?
思い付いたことを書かせていただきたいと思います。
ゴミを捨てないこと、地元の方に迷惑をかけないことなどの「常識的なマナー」に関しては言及する必要はないと思います。また、ゴミ拾い活動に関しても、
すでに盛んとなって来ていますから、その他について。
よく、「自分達の話を聞いて欲しい」そんな言葉をよく聞きます。
「聞いてもらえない内に話がすすんで行く」ということも。
しかし、自分達の話を聞いて貰いたいのであれば、まずは「相手」の言葉に耳を傾ける必要があると思います。その「相手」とは、やはり漁業関係者、研究者、あるいは(特にボランティアで)希少種を保護する活動を行っている方々、という事になります。
「もうすでにイヤという程聞いた」とおっしゃるかもしれません。しかし、それは本当でしょうか?
私は、ここでグッと堪えて、もう一度始めからやり直すつもりで取り組んで行く必要があるのではないかと考えています。
相手の話に真摯に耳を傾けなければ、本当は何が問題なのか、言い換えれば誰がホントの敵なのかがハッキリしないのではないでしょうか?そんな状況
では、いくら頑張っても空回りに終ってしまうはずです。
ひいては、相手を頷かせるようなホントの意味での「建設的な提言」が出来なくなってしまうかもしれません。いくら自分では「建設的」なつもりでも、相手にしてみれば単なるワガママかもしれないのです。
彼らの言葉に耳を傾けること、そこが信頼回復の第1歩ではないでしょうか。
彼らの助言、協力無しには、バスとバス釣りの「管理」はおろか、有効な水面利用としての「釣り」すべてが立ち行かなくなるであろう事を肝に命ずるべきです。
そして、遊魚者である自分達の立場が実はとても弱いものである事も。
極めて辛い作業であり、「もう手遅れだ」と見る向きもあるでしょう。
しかし、10年後、20年後の事を考えれば、決して遅くはないはずです。
指定そのものの是非を問う事も重要ではありますが、こうした「信頼」を得ていく事もまた、避けて通れない問題ではないでしょうか。このことは改正SOLAS条約に関わる問題ともつながってきます(釣り人が信頼を得れば、釣りの出来る港湾施設は増えるはずです)。
指定に関する問題がどういう結果で終ろうとも、無用な対立は避け、粘り強い対話が続けられる事を切に願います。
<福岡県 HIRAO様>
1月30日 16:19
私はバスをはじめ魚釣りを個人の趣味としている人間です。
この度の特定外来指定の論議について、確かに一部には憂慮すべき現実があるように感じております。しかし、反面これだけの人が自然について各々関心を持ち各方面で様々な議論が聞かれるようになったのは良いことだとも思っています。
これを機会に少し私の考えを書かせていただきます。
現在バスには肯定否定様々に論はありますが、我々バス釣り人がするべきはバスを利用する上での社会的合意の形成がまず重要と思います。私は、約20年バスを釣ってきました。ですから、釣魚としてのバスという魚は非常に好きです。しかし、生態系への何らかの影響があると言われれば否定はしません。バスよりも人間の存在そのものが生態系へ影響しているという論もありますが、だからといってバスが無実という証明にもならないと考えます。
そう考えれば、本来自然保護活動や地域(あるいは社会)への利益還元を最も熱心に行うべきなのはバスを利用する個人や団体・企業であるべきです。結果として、今までその努力を果たせていなかったのが、現在の『バス駆除ブーム』的現状へとつながっていったのではないかと感じています。ですから、今後バス利用者は個人レベルのモラルは当然ですが、団体・企業では特に地域(あるいは社会)への還元を意識した行動をとって欲しいと思います。
また、否定的な人たちとも対立する必要はないと思います。自然保護・利益還元を前提に話し合えば、防除等のバス管理は環境回復のための一つの手段にしか過ぎません。お互いの知識と経験を活かし、協力し理解し合える方法が他にもあるはずです。
少し時間もお金もかかるかもしれませんが、そうした地道な努力こそ外来魚であるバスを健全な趣味の対象として釣り続ける為に必要な社会的合意につながるのではないでしょうか。
なぜ対立しようとするのか、私には正直少し違和感があるのです。以上、長文・駄文失礼しました。
〈兵庫県 CHAOS-DIVER様〉
1月29日 21:55
今回のオオクチバスの外来魚の件ですが私もメール等でいたるところに意見を送らせていただいてますが、それでも無理押しで法案がとおりそうで不安です。こういうときこそ芸能人の方々でバス釣りを趣味にされていると公言されている方々がいるとおもいますので今こそメディアで何かしらのアピールをお願いしてはいかがでしょうか?
確か、キムタク、トキオの長瀬、反町さんらたくさんいらっしゃったと思います。そうすれば、なにも知らず 言われるがままに害魚と決め付けていた人たちも
少しは味方になってくれるかもしれません。
協力していただければですが・・・
大変でしょうが私たち釣り人の代表としてがんばってください。
<SAKAMOTO様>
1月29日 17:27
私は釣り好きな者でありますし、近隣の希少在来種保護活動を行っている者でもあります。
もう、皆さんにバスやギルの食害・生態系の撹乱(当然、外来魚だけがその主因ではありません。
人為的・自然的な生態系の圧迫・撹乱もあります。)の有無に付いて述べなくても良いと思いますが..
全国にどれだけバスの侵入している河川湖水や池・沼、ダムがあるか分かりませんが、中には上手くその湖水の生態系に
バスも入り込んでいるパターンもあるかも知れません
バスの侵入後の数年で破綻した生態系の湖水もあるかも知れません..そのパターンはどれとして同じものは無いと言っても過言ではありません。
では、バスの駆除に関して有効なものはあるのかと言えば、成魚・稚魚の捕獲から産卵床に付いての施策が色々、三倍体や池干し等..コレと言った方法が無いのも現状で環境省がバスを指定してもその完全な駆除の研究を進めるか否かは分かりませんが、当面はバスに付いての取り扱いの法令の整備やルール作りがメインと成ると思います。
当然バス釣りも多大な制約を受ける事に成ると思いますが、全ての湖水で行われるか否かも断定出来ませんが、当面は一部のみだと思います。
言い換えれば、バスコメ等の意見の集約を行い、バス釣り特例区が全国の現釣り場に作られる可能性もその自治体次第では無しとは言えません。
しかし、私が常々問題と思うのは、全釣り協さんにしてもバサーの方にしても、バスが認定を免れたり、一部制約を受けながら許諾と成った場合で、そのバスの管理を長期的に行う事が出来るのか..?
ブームが去ってバサーが減るか否か分かりませんが、皆さんが最後まで面倒を見る事が出来るのか..バスの管理、バスのエサの管理..これが出来るのであれば、バス釣りの存続も私は異存は無いと思います..全ての湖水に希少在来種が居る訳ではありませんし、安全に釣りが楽しめるダム湖さえ幾つもあると思います。
この長期的な視野に基いてみなさんももう一度考えて頂きたいと思います。
<福岡 MATUO様>
1月28日 15:29
「秩序形成」への提案を歓迎します。
この度の一連の騒動で私たちが肝に銘じておきたいことは、このサイトにも書いていますが、地域、漁協、研究者、釣り人など、水辺に関わる人達が共に協力し合える環境を作れなかったということです。
この苦い経験は良い釣り環境を作るいい機会だと思います。
その時に支障になる憎しみや不信感の連鎖は一度断ち切りましょう。
具体的な提案として
@釣り人同士の交流
A研究者の育成と交流
B漁業者との交流
C地域との交流
@釣り人同士の交流
釣り人同士、分っているようで分らないことがあります。特にバス釣りや、最近流行りだした釣りに関して、釣り場などで軋轢を生む可能性があります。
そうなる前にお互いの理解を深めることによって、予め対処出来るようにする。
A研究者の育成と交流
研究する内容で釣り側にとって意に沿わないことがあります。それを賄うために研究者の育成に努める。それが可能になれば他の研究者同士の交流も行い幅広い選択が可能になります。
B漁業者との交流
同じ水辺を利用する方々と交流することにより、相手の立場や考えを理解する。
C地域との交流
ゴミや騒音で問題となった釣り場はたくさんあります。そのような事にならないように地域とのコミュニケーションをはかり対策をしていく。
最後に、@〜Cを全て賄うのは釣り産業としても負担が大きいでしょう。
そのお金は利用者負担が理に適っていると思います。
参考に出来るのはアメリカのライセンス制度がありますが、この制度は一長一短があります。
それとは別にアメリカが取っている政策でスポーツフィッシュ回復プログラム(D-J法)というものがあります。これは環境保全の観点から環境や釣魚の回復を図るというもので、その中には、希少種の保存も含まれます。
この費用は釣具やそれに関するものに税金を課して特定財源によって運用されます。
このようにアメリカでは@〜Cが行われていて、地域、漁協、研究者、釣り人が一体となって取り組まれています。今の現状を考えますとD-J法が適していると思います。
ここにはバス釣り以外の釣り人が大勢います。釣りに関しては先輩です。おそらく人生経験においても先輩の方が多いと思います。色々な助言もして下さると信じます。そのような経験を通して初めてバス釣りが大勢の釣り人にも認められ、世の中にも認められるので
はないでしょうか。
長々と失礼致しました。
<兵庫県 Nakayama様>
1月28日 1:32
「特定外来生物被害防止法」に関する一連の問題は、バス釣りを趣味としている私にとって、人間と自然環境との関わりについて真剣に考える機会となりました。
確かにブラックバスは、在来生物減少の一つの原因になっているでしょう。このことは、バス釣りを趣味としている人たちもしっかりと認識しなければなりません。しかし、その一方で商業面や観光面などで有効に利用されていることも事実です。
私は、人間の生活圏内にある湖沼や河川において、在来生物が減少し、自然環境が破壊されるのは、ある程度は仕方のないことだと考えています。そして、その原因がブラックバスだけにあるのではないことは、皆さんご承知のことだと思います。
人間が関わって行かなければならない身近な自然環境に対して、人間はそれを上手にコントロールし、人間の様々な営みと協調しながら管理していくことが必要です。
今回の問題について、これまでに協議されてきた内容を冷静に受け止めてみると、ブラックバスの存在しない環境とブラックバスが存在する環境という2つの環境を創っていくべきだと考えます。
ブラックバスの存在する環境があってもいいではありませんか。それが、人間が管理する自然環境における生物多様性といものではないでしょうか。「日本古来の」とか「我が国本来の」ということばかりに固執しないで、もっと柔軟に、前向きに考えていきたいものですね。
国の方では、オオクチバスの当初からの指定は避けられないような雰囲気になってきましたが、あきらめるのはまだ早いと思います。国はそれぞれの地域の実情をこと細かく把握してはいません。地方分権の時代において、最終的に外来魚問題をどのように捉えるかは、都道府県や市町村の行政に任されます。おそらく今回の法律の施行にあたっても、都道府県等に通知される文書には、「地域の実情に応じた・・・」という文言が入ると考えられます。
国に比べて地方自治体は住民の意見を反映させやすいと言えます。ブラックバスが地域の資源として、どれだけ有益であるかを多くの関係者が訴えて、全国にブラックバスが存在する環境をできるだけ多く残しましょう。
そこで、釣り関係団体の方々にお願いがあります。都道府県や市町村が誤った情報によって外来魚問題を判断しないために、国からの通知内容に様々な情報を入れてもらえるよう働きかけてください。
最後に、リリース禁止という駆除方法について、意見を述べさせてください。
現在、多くの地域でリリース禁止が実施されています。私は、リリース禁止というオブラートにくるんだような名前で、一般の釣り人(特に子供たち)に駆除の片棒をかつがせるような方法には、非常に疑問を感じています。リリース禁止の目的は生き物を殺すことにあります。「この生き物は日本にいてはいけないから、殺しましょう」と言っているようなものです。子供たちに非常に危険な思想を植え付けてはいないでしょうか。このようなことを地域通貨まで使って推奨している某県では、子供たちへの影響についてどのように考えているのでしょうか。
駆除をしなければならないのであれば、しかるべき場所で、しかるべき人間(行政関係者など)が責任を持って駆除するべきだと考えます。リリース禁止を実施している関係者の方々、もう一度考えてみませんか。
<山梨県 ボクらはみんな生きている様>
1月27日 20:56
ブラックバスが特定外来生物被害防止法の指定になりそうですが、どうしてでしょうか?
それはブラックバスが害魚と言うイメージが強いからです。
この一方的イメージはマスコミ、メディア等が報じたことが基となり、釣りをしない人、ブラックバスを知らない人もでもブラックバス=害魚と思ってしまっているのが大きな原因だと思います。
国民のイメージを変えるには正しい事を同じくマスコミ、メディア等で知らせるのが良いのではないでしょうか?
バスフィッシングが大好きな有名芸能人も沢山みえることですし、協力をお願いしてみてはどうでしょう?
バスが他の魚を捕食するのは確かです。
しかし、それが原因で絶滅する魚はいないと思います。
たとえばジャングルにライオンがいたから、他の動物がすべて食べられ絶滅すかと言うとそんなことはありませんよね。
海でも魚を食べている大型魚がいますけど、どうでしょうか?
むしろ、人間のほうが環境に対して害を与え続けているのではないでしょうか?
また、確かに漁師の方々には漁業権と言うものがありります。
漁により生計をたてています。
しかし、私達バサーやブラックバス関係職の人達にも遊魚権があると思います。
ブラックバスで生計をたてている人もいるのです。
何も日本全国のフィールドを法で縛らなくても、専用フィールドを指定して遊魚料を取り、その遊魚料で環境に役立てることは出来ないのでしょうか?
<中年バサー様>
1月27日 14:17
私が釣りを始めたきっかけは、釣りが趣味の息子と一緒にいる時間を少しでも増やしたかったからです。
親子の会話が少なくなっていく日常の中でもっともっといろんな事を話し合いたかったのです。
そして釣りを通じ家族が同じ時間を過ごす事ができ、家庭が明るくなっていきました。最悪の親子断絶を防ぐことができたのです。
釣りは単なる趣味の世界に留まらず社会的にも貢献している部分が私の例だけでなく、たくさんあると思います。
もっと大切なことにも気がつきました。
それは、自然に親しむことにより、自然の大切さを知り、自然を愛するようになったことです。
ゴミの問題ひとつとっても、目を覆うことが多いのも事実ですが、秩序を守るという基本を大事に、一歩一歩前進していくことが
将来につながっていくと思います。
こんな素晴らしい「釣り」をこれからも純粋な気持ちで、堂々とできるよう皆で力を合わせていきたいです。
<ペンネイム:埼玉WYS様>
1月27日 13:09
私はバス釣りに限らず釣り全般に楽しんでいる者です。
特定外来魚にブラックバスやブルーギルが指定されると、バス釣りをしない釣り人や釣り場近くに住んでいる方からは魚が釣れる度に殺せとかバスを池に戻すなと非難をあびる事でしょう。
現にヘラブナを釣っている時、ブルーギルがかかる事もありますが平気で陸にほうり上げて殺す人、海でもフグ等がかかるとエサとりだと言って平気で殺す人を良く見かけます。
私は、釣り人にもっと魚を大切にしてほしいです。
同じ釣り人でも、ジャンルが違うだけで必要ない魚だから殺してもいい、どうでもいいと言うのはおかしいです。
バス釣りをしている人も、ブルーギルだけがリリース禁止になるのなら構わない、ブルーギルを撲滅するのには協力するという方もおられるようですが、それは間違いです。
日本は、魚食民族で魚は殺して食べるのがあたり前になっているから魚を殺す事に抵抗がないのでしょうか?
魚達は、おかれた環境の中で子孫を育み生態系を保っています。
自分のエゴだけで魚を殺す事は絶対に許せません。
今一番恐ろしいのは、国が悪い魚と決め付けると生き物に関心のない人が、やってはいけない発言をしてしまう可能性があるという事です。私は日本国民全てが、もっと自然と触れ合える環境で生き物を大切にする心を養ってほしいと願います。
<釣りを愛する者様>
1月27日 1:26
オオクチバス特定外来魚指定について
この度の「オオクチバス特定外来魚指定」について、私なりの考え及び意見をお伝えしたく思い、メールをさせて頂きました。
その前に私が「釣り」というものに対して、どの様に関わっているかを記したいと思います。
私は釣り業界の人間でもなく、ただ釣りが好きな一般の人間です。
私がする釣りの種類も、海釣りから河川・湖・釣り堀まで、針に糸を結ぶ釣りは何でも好きで本当に小さい頃から、近所の小川に釣りに行ってました。
もちろん、今問題になっている「オオクチバス」も釣りをします。
そんな釣り好きが奏して、とうとう34歳にして琵琶湖の畔に引っ越してしまいました。
何故、琵琶湖なのか?と申しますと、以前に泊り掛けで釣りに来た時、琵琶湖が大好きになってしまったのです。美しい景色・癒される水の匂い・豊富な魚・・・私にとっては理想郷です。そんな思いで釣りをしている人間からの、視点だと思って意見を聞いて下さい。
「オオクチバス」が全国的に害魚扱いをされて、かなりの年数が経ちます。
もし、日本中の湖から「オオクチバス」及び「外来魚」が駆除されれば、本当に古来魚が増えるのでしょうか?
前述したとおり、私は海から釣り堀まで釣りをしていますが、ドコの釣り場でも魚が減ってる様に感じてます。
確かに「外来魚」の影響がないとは言えないと思います。しかし、海・河川・湖まで護岸整備などの環境変化や、汚染による水質悪化など、本当の意味での環境保護が大切なのではと思います。
そのよう中で「外来魚駆除」(極端な表現で申し訳ありません)をうたって、環境を考える立場の方々と、実際に環境を感じてる人々が対立するのは、非常に淋しい事だと感じます。
実際に生きているのは、魚達なのです。漁師の方達は、そんな魚たちを採って生活させて頂いてるのです。(私が琵琶湖北湖でお話をした漁師さんは、鮎を採るよりもオオクチバスを採った方が、楽だしお金になるとおっしゃっていました。古来魚のためじゃないの???って思いました。)
釣り人達は、魚達に遊ばせてもらっているのです。(それもタダで!!!)
そんな命ある魚達に対して、人間が勝手に物事を決めてしまい、どうこうするなんていう事が出来るのでしょうか?
もう一つは子供達です。
遊び場が減ってしまい、家の中でゲームしか出来ないご時勢です。そんな中で、子供達が手軽に遊べるのが「ルアー釣り」なんです。
確かに色々な釣りがあると思います。海釣り・渓流釣り・鮎釣り・・・その他にもたくさんあります。そんな中で一番手軽に出来るのが「ルアー釣り」なんです。
未成年の傷害事件などが増えてる昨今、釣れた魚に感謝をして元の場所へ自分の手で返してあげる・・・こんな社会勉強はドコでも教えてくれません。
釣り場で一生懸命釣りをしている子供達の笑顔を見たことがありますか?
頑張って釣りをしている子供に対して、「君の釣っている魚は害魚なんだよ」って言えますか?しっかりした根拠もないままに、子供達に教えられますか?
釣れた魚を嬉しそうに見ている子供達に、私は言うことが出来ません。
長くなってしまいましたが、私が一番お伝えしたいのは、「釣りをする人・しない人、環境を守る人達など、全ての人達が協力する事」だと思っています。
例えば、「オオクチバス」が減る事で、一番困るのは「ルアーショップなどの釣具屋さん」です。だとすれば、そういう方達にも環境保護のための義務を設けるのです。
もちろん釣り人対しては、魚種に問わず「入漁料制度」を義務つける。そこで得た入漁料を元にして、古来魚を増やすなど環境保護に使っていく。
非常に安易な考えではありますが、前向きに物事を考えて行きたいと強く感じております。
最後にこの問題に対して、私共が考えるよりも難しく、非常に困難なのは承知しております。ですが、命を持って生きている物を、人間達の勝手な都合で減らしたり殺したりするのは、本当に正しいのでしょうか?
「私達が出来る事・・・」 みんなでもっと考えましょうよ!
<滋賀県在住 ・ 釣りキチ三平様>
1月27日 1:05
私は釣りが大好きです。
女ではありますがバス釣りはもちろん、川の釣り、山の釣り、湖や海の釣りも、管理釣り場も楽しんでいます。魚たちとの駆け引きと出会いに感激し、一言では表現出来ない魅力を感じており、釣りを一生の趣味とし生き甲斐にしたいと思っています。
だから尚の事、一連の特定外来生物被害防止法の問題、特にバスの指定が濃厚になった事や、ねじ曲げられた報道に始まり、しまいには小池環境大臣の対応にとてもショックを受け悲しい限りです。白紙撤回を求めます。
目的が生態系の保護、生物多様性の保護からずれ、ただバスやとりまく業界、団体、バス釣りする人へのバッシングのように感じ取らざるを得ません。人的な被害(環境汚染や環境整備という名のもと破壊、乱獲など)がないがしろになっています。また、バス釣りの人のマナーの悪さだけがクローズアップされがちですが、私が昨年、生まれて初めて渓流釣りをしに栃木の男鹿川へ入った時の事、美しい魚よりも先に出会ったもの、目に飛び込んで来たものは残念な事に捨てられた餌釣りの針の袋です。一か所や二か所ではありませんでした。町なかの別の川では、バスの岸釣りで歩いていると、ビール缶やコンビニの弁当のゴミ、エサの袋がよく落ちています。
でもそれは誰がと言わず拾えば解決できます。釣り人という一つのくくりで皆で協力して、きっとモラルを向上できると思います。
また、釣り団体・業界・ショップが悪人の扱いをされますが、私はバス釣りも含めて「釣り」の文化と環境を守ってもらえる事、釣りをする為の様々な情報や術や道具を身近に提供してもらえ、それらを手に入れられるという事にとても感謝しています。
あるバス釣りメインの釣具店で小学生の男の子たちが自分の知らない魚が釣れたから名前を教えて欲しいと来た場面に出会いました(魚は川へ上って来たスズキでした)。その時の輝いていた目がとても印象に残っています。
ある時は50cmある大きな飾りのルアーを見て「これで、クジラを釣るんですか?」と店員さんに質問したりしてました。感動的な想像力です。
釣りは大人だけのものではないのだと思いました。お店はそんな交流の場でもあるのです。社会的には、バス釣りの市場が1,000億円という事で、単純計算して(こういう計算で合っているか分かりませんが)、国へ支払われる消費税だけでも現在の率で50億円という額です。
バスが法の種に指定されてもバス釣りが禁止される訳ではないと良く言われますが、いろいろな面において、逆にこちらが「被害は明らか」と言いたいです。
何より、バス釣りにも純粋に夢と希望を持っている人、生き甲斐にしている人、バスにより生活している人が沢山いることを絶対に無視しないで欲しいです。私も一国民、一釣り人、一バサーとして本当の意味での水辺の生き物と人間の共存を考え、行動をして行こうと思います。小さな小さな力ではありますが頑張ります。おおげさかも知れませんが、釣りの未来の為に発言致します。
(一時は問題の相手があまりにも大き過ぎる為、無力な自分に気持ちが潰れそうになりました。しかし、こちらでいろいろな見聞を拝見し、立ち向かう気持ちが出来ました。今回このような機会を設けてくださり、ありがとうございます。)
<埼玉県 28歳 Mari.Satou様>