環境省・外来魚第3次指定にむけ
専門家会議で動き開始

全釣り協はブラウンに関して
釣り人から
実情と意見の提出を求めています

「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」による特定生物指定について「学識経験者の意見を聞く」環境省の「第7回特定外来生物等専門家会合」が平成18年8月10日、14時から15時30分まで、東京都千代田区霞ヶ関の法曹会館富士の間で開かれました。
今回議題は  外来生物法の施行状況について(報告事項)
         特定外来生物等の選定について
となっていましたが、今後の会議のすすめかたや予定などについての総合的な話し合いに終り、各ジャンルの特定種について論じられたわけではありません。
予定としては、今年度内に、特定種の第三次指定を行うとの目途を示したに止まります。しかし、今後、魚類専門分科会において、ブラウントラウトを特定種に指定するかどうかなどが、論じられることになっています。

生物多様性条約の締結を受けて、平成16年にはじまった外来生物法のオオクチバス、コクチバス、ブルーギルにはじまった外来生物法による特定種指定ですが、(社)全日本釣り団体協議会では、法は遵守するが、特定種を指定するにあたっては、生息の実態や、定着性の正確な確認をふくめて、正しい資料に基づく判断を望んでおり、利用者の意見等についても、その実情をよく調査し把握した上で、国民の大半が、すでに概略了承済みである「予防原則」について、不必要に振りかざすようなことがあってはならないし、あるいは特定種指定を勝敗の目安として捉えるような軽薄な傾向に陥ることなく、実際に対応可能なように、冷静かつ公正な判断を下されることと注目しています。

 また、広い層からの意見を提案するために、全釣り協では釣り人の皆さんから、実情の報告と、あるべき姿について緊急に意見を募集しています。ブラウントラウトだけではなく、内水面の釣りに関する新しい秩序のありかたを含めて、当ホームページの「私の主張」まで積極的にお寄せ下さい。


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